環境問題への意識の高まりや関連法規制の強化にともない、VOC(揮発性有機化
合物)をはじめとする化学物質の削減が、製造業における喫緊の課題となってい
ます。「排ガス処理のエキスパート」としての過去40年間に蓄積した豊富なノ
ウハウと納入実績から、 ますます高度化するニーズに対応したVOCガス処理/
回収装置のカスタム設計、据付工事、アフターサービスをご提供します。
オキシタック
VOCガスを予熱バーナーによって分解に必要な温度(200~400℃)まで加熱しま
す。加熱されたVOCガスは、触媒酸化塔に入ります。ここで貴金属触媒に接触す
ることによって酸化反応が行われ、VOCが分解処理されます。浄化されたガ
は、熱交換器を通り大気に放出されます。
特長
· 199.99%以上のVOCを酸化する高い処理効率。
· 2ガスの流れが一方向であるため、処理効率が常に安定。
· 3直接燃焼方式に比べ、低温(200~400℃)で処理ができ、燃料費を1/3以下に節減。
· 4低温で処理ができるため、サーマルNOxの生成による二次公害が皆無。
· 5都市ガス、LPG、灯油、A重油、電気、または蒸気と予熱熱源の選択肢が豊富。
· 6完全自動化運転が可能。
パニータック
活性炭またはゼオライトを特殊成形したハニカム状ローターを用いており、単位
面積あたりの風量が大きくとれます。 VOCガスは、ハニカムローターを通る間に
吸着浄化され、大気に放出されます。
吸着れたVOCは、ハニカムローターの回転により脱着部に送れ、少量の加熱エア
によって脱着され、濃縮ガスとして回収されます。
これらの工程は、ハニカムローターの回転によって連続的に行うことができま
す。 脱着用加熱エア量は、原ガス量に対して1/5~1/15で、濃縮ガス中のVOC濃
度は、原ガスと脱着用加熱エアとの比率にて濃縮されます。
ファイバータック
極めて細い繊維を不織布にした、活性炭繊維を吸着材として用います。活性
炭繊維は、脱着速度が速いため、脱着再生を10分以内に行うことができます。